自宅に飾ったり、誕生日などのプレゼントに送ったりなどいろいろな使い方のできるプリザーブドフラワーは人気が高いです。ところでこのプリザーブドフラワー、自分で作ることも可能です。そこでここでは、プリザーブドフラワーの作り方の基本について紹介します。
用意するもの
プリザーブドフラワーを制作する際には、いくつか準備しなければならないものがあります。いずれも薬局やドラッグストアなどで購入できるので、すべて自分でそろえられるはずです。
ハサミ
一般家庭にあるハサミでもかまいません。しかし花専用のハサミがあれば、自分のイメージ通りにカットできます。
容器
溶液につけておくためのもので、密閉できるものが好ましいです。100円ショップなどで購入できます。
アルミホイル
落し蓋として活用します。溶液に浸すときに花が浮いてこないために使用します。
プリザーブドフラワー液
花を脱色し、着色するために使われる薬液です。もし用意できなければ、消毒用エタノールと精製グリセリンで代用することも可能です。
インク
自分の好きな色にするために必要で、パソコンのプリンター用のインクも使用できます。ただし絵の具は使用できないので注意が必要です。
乾燥剤
プリザーブドフラワー専用のものがあります。もしなければ、お菓子などに入っているシリカゲルで代用もできます。
基本的なつくり方を紹介
必要なものを用意できたところで、プリザーブドフラワーの作り方の流れについてみていきます。
水揚げをする
茎を2~3cmにカットして、水に挿して30分くらい放置します。水がよく上がっているものの方が思い通りの仕上がりになります。しおれた状態のものだとうまくいかないので注意しましょう。
着色する
プリザーブドフラワー専用の薬剤を容器に入れて、そこに花を浸します。大体そのままの状態で1~2週間程度漬けておきましょう。いつから漬けているのか、メモをしておくとわかりやすいです。
乾燥させる
まずキッチンペーパーなどを使って、水気をふき取ります。次に乾燥剤の入った容器の中に移動させ、2日ほどそのままで保管します。この時、日陰において保管するのが好ましいです。中にはドライヤーを使って乾燥させれば早いのではないかと思っている人もいるでしょう。しかし熱風を当てると、花びらの劣化が早かったり、ひび割れたりするので使用は控えたほうがいいです。
まとめ
プリザーブドフラワーは必要なものが揃っていれば、自宅で簡単に作れます。お店に行って、なかなか自分のイメージに即したものが見つからなければ自分で作ってみるのも一考です。例えば花束をもらった時、そのままにしているといずれしおれたり枯れたりしてしまいます。しかしプリザーブドフラワーにアレンジすれば、いつまでも美しい状態をキープできます。身近なもので比較的簡単に作れるものですから、休日などを利用してチャレンジしてみませんか?