プリザーブドフラワーとドライフラワーにはどんな違いがあるの?

乾燥花と聞いて、「プリザーブドフラワー」と「ドライフラワー」を思い浮かべる人もいますよね。どちらも花を乾燥させたものになりますが、明確な違いについて把握している人は少ないでしょう。明確な違いを知るためには、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。ここでは、プリザーブドフラワーとドライフラワーの特徴、それぞれの違いについて解説します。乾燥花に興味がある人は、ぜひ参考にしてください。

 

1.プリザーブドフラワーとドライフラワーの特徴

ここでは、プリザーブドフラワーとドライフラワーの特徴について説明します。

 

・プリザーブドフラワーの特徴

プリザーブドフラワーは生花を特殊な溶液に漬けこんでから乾燥させたものであり、長期保存が可能な乾燥花となります。湿気や直射日光に弱く、これらは質感低下や色落ちの原因となります。適切な保存をすることにより、数年間品質を保つことも可能です。長期保存可能なプリザーブドフラワーは、ギフトなどの贈り物に人気があります。

 

・ドライフラワーの特徴

ドライフラワーは生花を乾燥させたものであり、乾燥材を使用するものもありますが自然乾燥させることがほとんどです。生花を日陰で風通しの良いところに干すことで手軽に作ることが可能であり、特別な材料は不要です。長期保存には不向きであり、3ヶ月から半年ほどで劣化してしまいます。

 

2.それぞれの違い

ここでは、プリザーブドフラワーとドライフラワーの2つの違いについて説明します。

・質感や見た目

・お手入れ方法

それぞれ説明しますね。

 

・質感や見た目

プリザーブドフラワーとドライフラワーの違いにおいて、質感や見た目が挙げられます。プリザーブドフラワーは保湿成分や色素を含む溶液に浸してから乾燥するので、生花のような色鮮やかでみずみずしい仕上がりとなります。ドライフラワーは生花から水分を抜いただけなので、退色しやすくカサカサとした質感になります。質感に見た目に大きな違いがあるので、用途に合わせて利用するようにしましょう。

 

・お手入れ方法

プリザーブドフラワーのお手入れは基本的に不要ですが、湿気と直射日光に気を付けなければなりません。湿度は30~50%、温度は20~25℃の環境下で管理するのが望ましいとされています。ドライフラワーも直射日光による品質劣化はありますが、防虫対策や落ちガラの掃除をする必要があります。ドライフラワーは長期保存に不向きなので、日々のお手入れによる日持ちが重要だといえるでしょう

 

3.まとめ

プリザーブドフラワーは生花を特殊な溶液に漬けこんでから乾燥させますが、ドライフラワーには特別な材料は不要です。保存性にも大きな違いがあり、適切な環境下でプリザーブドフラワーは数年ほど保存可能ですが、ドライフラワーは約半年ほどとなります。それぞれの違いにおいて、「質感や見た目」「お手入れ方法」の2つが挙げられ、用途に合わせて利用することが重要だといえるでしょう。